特集展示 和紙—文化財を支える日本の紙—

奈良市 奈良国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年1月27日(火)~3月15日(日)

楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの樹皮の繊維をもとに手漉きでつくられる「和紙」。経典や文書、絵巻の料紙として使用されるとともに、掛軸の裏打(うらうち)や巻物の繕いなど、文化財の修理に広く用いられている。修理材料としての和紙の優秀さが評価され、2014年11月、ユネスコ世界無形文化遺産に登録された。
これを記念する今展では、国宝《賢愚経巻第十五〈大聖武〉》(奈良・東大寺)をはじめとする名品や関連資料を通じて、和紙の歴史と文化財修理における重要な役割について紹介する。